グループホームでのケア

自立支援に力を入れている介護施設のひとつが、グループホームです。ここでも何でもしてあげるケアはご法度とされており、高齢者の認知症の症状がこれ以上進まないよう、または症状の進行を緩和させるようなケアが求められます。
高齢者が自分でできることはしてもらい、介護職はそれを危険がないように見守ります。これは、どのグループホームでも取り入れられている認知症ケアの基本です。

自己紹介を成功させるには

初出勤当日、ほとんどの職場で行われるのが自己紹介ではないだろうか。
初めての職場での自己紹介は、緊張するものだ。
自己紹介で躓かないために、基本的な挨拶をはじめ、趣味や特技、出身地などを、予め考えておくと良いだろう。

初出勤の緊張を和らげるためのマナーの訓練

初めて働く職場に出勤するのは、大変緊張する。
しかし、事前に準備を怠らなければ、いくらか緊張は和らげられるだろう。
介護施設での仕事は、コミュニケーション力が重要である。
人と人との交流を図るうえで、まず基本的なマナーが身についているかが重視される。
そのため、介護施設への初出勤に備え、基本マナーについておさらいをしておく必要がある。

挨拶は、マナーの中でも重要な要素である。
特に初出勤では、第一印象を良くする事が重要だ。
これから一緒に働く職場の先輩や要介護者の方々に対し、挨拶で好印象を与えるようにしよう。
その際のポイントは、大きな声ではっきりと挨拶する事にある。
小さな声だと、相手が聞き取りにくいうえに、自信のなさを印象付けてしまう。
出勤前には、声を出す発声練習をできるだけ行っておいた方が良いかもしれない。

加えてお辞儀も、日本特有の大切なマナーの一つである。お辞儀の正しい作法を身につけるには、普段からの練習が欠かせない。
とっさにお辞儀が必要な場面でも、習慣として身についていなければ、正しい動作を行うことはできないだろう。
背筋をできるだけ伸ばし、挨拶の内容によって角度を変えるのがポイントだ。
簡単な挨拶であれば15度程度、相手に謝罪する時などは、45度の深いお辞儀がふさわしい。
挨拶やお辞儀の練習は、できれば家族や友人にチェックしてもらいながら行うと確実である。
介護現場ではスキルがものをいうが、それ以上に社会人としての礼儀作法をマスターしておくことが重要なのだ。